ある日、通勤の電車の中で感じたこと。
いつもの様に優先席付近で“ぼ〜”っと吊り革につかまって立っている私の脇で
二十歳前後の女の子が携帯電話を操作していました。
すると、「携帯を使わないで下さい。」とお年寄りの小さな声が聞こえました。
その声が聞こえているのか聞こえないのか、女の子は相変わらず携帯をピッピッピッ・・・
優先席に座っているさっきのお婆ちゃんがもう一度、今度はもう少し大きな声で
「携帯を使わないで下さい。」
すると女の子は“チッ!”と大きく舌打ちして、
携帯から目を離さずそのまま他の場所へ移動して行きました。
そして次の駅。
私と同年代位と思われる女性が乗ってきて、そのお婆ちゃんの前に立ち、
その女性もやはり携帯を操作し始めました。
そして又、「携帯を使わないで下さい。」
今度は一発で聞こえたのは良いけれど、
その女性は「はぁ〜!」と大きな深い溜息をつき、お婆ちゃんに背を向けて、
反対側の吊り革につかまり携帯は手に握ったまま・・・
私と同年代位であろう女性までもが、そうきたか・・・
私は正義の味方でもないけれど、おばさんなりの常識は持っているつもりなので
なんだか“よく分からない怒り”を感じました。
“近頃の若者は・・・”なんて台詞は“近頃の中年”には言えないところもあるかも・・・
こんな事を感じる私も、近頃の中年だったりして・・・?